ラルフ・ファインズの『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)は驚くべき存在です。これはこの10年を代表する最高のスクリーン演技の一つであり、コメディにはしばしばドラマよりも技巧が求められることを思い出させてくれます。アカデミーは今でもそれに報いるのに苦労しています。